賃貸不動産経営管理士資格、諸手当や出世に影響は出る？
不動産関連の仕事をしている人、これから就職、転職を検討している人のなかには、賃貸不動産経営管理士の資格があると給料にプラスして手当が付いたりするのか？また、昇進、キャリアアップに有利なのか？気になる人もいるのではないでしょうか。
特に、大黒柱として働いている人にとっては、そういった待遇面を考慮しつつ、資格取得を目指す人は少なくありません。また、学校や仕事など両立しながら、取得するのですから、やはり、給料面や出世に影響がある資格であるのか関心がある人もいることでしょう。
賃貸不動産経営管理士の待遇は良い？手当や出世が気になる！
主に不動産の管理業者に所属し、オーナーから受託した不動産の管理・運営を行う賃貸不動産のスペシャリストです。
賃貸住宅管理業者登録制度により管理士の重要性
国土交通省は管理業務の適正化を図るために「賃貸住宅管理業者登録制度」という任意の制度を創設しています。
- 「事務所ごとに1名以上の賃貸不動産経営管理士等を設置」しなければならない
- 「貸主に対する賃貸住宅管理に係る重要事項説明及び書面への記名・押印」や「貸主に対する賃貸住宅の管理受託契約書への記名・押印」は賃貸不動産経営管理士等が行う
制度に登録している登録業者は、上記の2つについて義務付けられています。
※賃貸不動産経営管理士等とは、賃貸不動産経営管理士の他、6年以上の実務経験者を含みます。
各管理業者に対して最低1名の設置が義務付
不動産管理業務を行う会社、事業所は、賃貸不動産経営管理士等の設置が義務付けられています。そのため賃貸不動産経営管理士は、社内のなかでも重要な位置づけにあり、また、資格手当が支給されるなど優遇されることが予想されます。
貸主に対する賃貸不動産経営管理士の役割
管理業者登録制度によると、貸主に対して賃貸住宅管理に係る重要事項説明及び書面への記名・押印や賃貸住宅の管理受託契約書への記名・押印は、賃貸不動産経営管理士もしくは、6年以上の実務経験者が行うことになっています。
よって、賃貸不動産経営管理士の資格があれば、社内で重要な位置づけとなり、諸手当が付いたり、出世への影響も期待できそうです。
- 貸主に対する管理事務の説明、サブリース方式の場合の契約時の説明等
- 貸主に対する賃貸住宅管理に係る重要事項の説明及び書面への記名・押印
- 貸主に対する賃貸住宅の管理受託契約書の記名・押印
- 住宅宿泊管理業者の登録
まとめ！賃貸不動産経営管理士は高待遇が期待！
賃貸不動産経営管理士は不動産管理を行う上で必要不可欠な存在として、資格手当の支給、昇進など優遇を受ける可能性が高まる資格になります。ただ、最低1名の設置が義務付けられているもの、管理業者数はそれ程多くないので、人数的には不足しているわけではありません。
とはいっても高い知識とスキルを要しているので、実務でも活かすことができる資格になります。賃貸契約を行う上でスムーズに手続きを行うことができ、賃貸物件の管理についての知識があるので、常に良いコンディションを維持するための点検などを行い、魅力的な物件を維持管理することができます。
賃貸不動産経営管理士がいることで、雇う側にとってもプラスになり、他の管理業者との差別化を図ることができますので、会社にとっては一人と言わず、複数いることに越したことはありません。資格取得していることで、会社内にて優遇され、手当にも反映されることが期待でき、さらに、キャリアアップとして出世も可能です。